点字でアルファベットお役立ち情報

さて本日は、点訳に挑戦する人が悩む「アルファベットの点訳」について、解説していこうかなと思います。

以前の「点訳なんでやねん」でも書きましたが、点字でアルファベットを表記する場合、二つのやり方があります。
一つ目は「外字符」を使うもの。もう一つは「外国語引用符」を使うもの。

これらはどちらを使ってもいい、という訳ではなく、ルールがあります。
このルールがなかなか理解しづらく、私も何年かかけて理解しました。(勿論、すぐにわかる人もいるんですけど…)。
大文字を表す「大文字符」や「二重大文字符」もあるので余計分かりにくいのかなあと思っています。

それぞれの使い方を説明しますと、
「外字符」は この先アルファベットですよ、ということを表す記号です。1マスだけで使います。
「外国語引用符」は この間は外国語で書かれていますよ、ということを表す記号です。ひらき、と とじ、で二か所必要です。

「大文字符」は この次の1マスは大文字ですよ、ということを表す記号です。1マスだけで使います。
「二重大文字符」は この先のマスは大文字ですよ、ということを表す記号です。2マス続けて使います。

…墨字で説明するの難しいですね…。
墨点字で、と思ったんですが外国語引用符の出し方がわからず…
仕方がないので点字にしてみましょう。写真どうぞ。

IMG07361.jpg

例えばPTA(保護者と教員による団体)とDOG(犬という単語の大文字表記)で感が手見たいと思います。

PTAとDOG どちらも大文字3文字のアルファベットですが、外字符を使うか引用符を使うかが異なります。
この使い分けは、ずばり言葉の意味。
「アルファベット一文字」もしくは「略語」であれば外字符。
「単語」や「文章」であれば外国語引用符を使います。
図解するとこんな感じ。

スクリーンショット (12).png

PTAとDOG、もこの図に合わせてみましょう。

まずPTA。これは3文字あります。
そしてPTAは略称(Parent-Teacher Association)です。略称という事は外字符になります。

次にDOG。これは3文字あります。
ですが単語(犬という意味)であり、略称ではありません。
なので外国語引用符を使います。


ちなみに大文字符は、大文字が一つだけあるときに使います。
Sunday みたいな表記の時ですね。この場合は 外国語引用符開き、大文字符、s、u、n、d、a、y、外国語引用符閉じ という表記になります。外字符の時も使えます。
大文字が二つ以上あるときは二重大文字符を使います。前に出したPTAとかDOGみたいなときですね。


そんなわけで、アルファベットを点訳する場合は
①外字符か外国語引用符かを見極める。
②大文字符を使うか、二重大文字符を使うか、何も使わないかを考える
③点訳する
という手順を踏むのがお勧めです。

余談ですが、日本語はダジャレが好きなのもあってか、外字符か外国語引用符か判断が難しいものも多いです。
PASMOは(passnet more)の略らしいから外字符かな?ICOCAは「行こか」だから外国語引用符?いやでも調べたら(IC Operating CArd)の略になってる!外字符だ!!みたいなね…。

というわけで、本日はここまでとさせていただきます。
年明けの点訳なんでやねんは番外編と称しまして、点訳を始める前に知っておいて欲しい日本語の話を3か月連続で書かせていただこうと思います。

すっかり寒い季節がやってきましたので、皆様どうぞご自愛くださいませ~(@^^)/~~~

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